デカダンス ダンス

地獄詩人ヘルポエマーによる地獄詩のブログ。

のらくら

私は今年に入ってから休職をしている。休職生活に落ち着きが出てきてから、記事にしたかったので、ここで更新する。

 

思い返せば盆明けくらいからだ。急に頭がボーッとして、物事を考えることが自分自身に拒絶されている感覚が生じたのは。そこからというもの、めまいや、指が思うように動かせなくなったり、吐き気がしたりと徐々に自律神経が蝕まれていた。

 

 明らかに体調がおかしい自分を見て上司と両親に心療内科にかかること、休職、投薬を視野に入れることを勧められた。私は心療内科にかかることに対して、下記の懸念があった。

 1.生命保険への加入に支障がでること

2.住宅ローン謝絶の可能性があること(1に追随することだが)

3.社会からの敗北感

4.なんだかんだであった仕事への責任感

5.復帰後の待遇

 

家庭を持つことに憧れも予定も無いことから1、2、5に関しては許容範囲にあったが、3.4が休職することの邪魔をした。そこで私は、マチス戦に備えてカミナリの石で進化の話を持ちかけたサトシに抗うピカチュウくらい抵抗した。


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もっと例えるならクリムゾンの漫画に出てくる気の強い女キャラクターレベルでの抵抗だ。しかしながら、私の強がりとは裏腹に、日々迫ってくる自分の限界値と、親の普段見せないような表情に屈して病院にかかることを決意せざるを得なくなるのだが。

 

 

 

 心療内科に通うにつれて休職の予定、診断書の発行日について具体化していった。

診断書を貰った日、社会から隔離してしまう感覚は拍子抜けするほど無かった。学生でもないのに仕事をしていないという特異な状況を迎え入れる余裕がある。むしろ、ホッとした気持ちが強かったのだろう。

 

 

心療内科から車で帰っているとき、少し開けた窓から車内に入る冷たい空気に冬を感じた。その時にカーステレオから流れていたWe Are!ののらくらが今まで聴いた中で一番素晴らしく感じた。


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