くだらないの中に

「突然しきりにマイケル・ジャクソンと言い出したな、セルアウトめ。おまえはマーティン・デニーじゃないのか!!」と苦言を呈したくなる星野源について。

 

本記事を書くに至った理由としては、妹に星野源のエッセイ「そして生活はつづく」、「蘇る変態」を借りて読んだことがある。気取らない文体で読みやすい。というよりも、くだらなすぎる。くだらなすぎてうしろシティの病院の待合室のネタで飛び出してきた発言を思い出した。(下記動画8:40~)

https://youtu.be/woVzN0Zx3zY

お前、女優のエッセイをバカにしているのか…?言っとくけどな、女優のエッセイは電車のなかで読む本として最も適している。どこから読みはじめてもいいし、どこで読み終わってもいい。何故なら内容が全く無いからだ。

星野源のエッセイもまさにその通りだ。しかしながら、くだらない文が連ねられているからといって油断していると、緩急をうまく使ったチェンジアップのようなグッと来る内容にド真ん中をブチ抜かれてしまう。そこに星野源がある。まさに「くだらないの中に」手法だ。

 https://youtu.be/K2PVq10dsiM

 

 

思い返せば、私が星野源に関心を持ったのは比較的遅く、2012年くらいに知人からCDを借りた時からだ。エピソード、ばかのうたは異論無しの名盤であり、CDを聴くやいなや古参を前に名乗れない程度のファンになった。また、星野源主演映画である「箱入り息子の恋」も私のような永遠の精神童貞タイプの人間はみな心を奪われるだろう。

 

それから時間がたち、初期の星野源像とは違う調子乗ってる感(二階堂ふみとの熱愛報道、人見知り否定発言、タモリさんへの謎アプローチ、大衆性に特化しだした音楽性、バックバンドの起用の仕方等)に違和感を覚え始め、3枚目のアルバムが全然ピンと来なかったことから、自分の中で過去の人間にしようとした。しかしながら、妹がリビングで流していた4thアルバム、yellow dancerにしてやられた。Week End、Down Town、Friend Shipが嫌みの無いファンク+万人受けpopsのかけあわせでぐうの音もでない。取って付けたようにマイケル・ジャクソン発言を多くしだしたのは、「認知度の高い偉人をコメントに出すと映えるから」という、あざといものだけではなく、音楽性にも上手く反映されていると感じた。yellow dancerを聴いてからは星野源は愛憎の対象となっている。

 

 

 最後に、星野源に一番嫌気が差した時について。それは、この動画を見たときだ。https://youtu.be/dkIilHTHS4E

逃げるは恥だが役に立つ新垣結衣とキスシーンがあったことや、LIFEで石橋杏奈と仲良くしてることなど、いろいろと羨ましい事案はあるが「まぁ、実際星野源すごいもんなー」と割りきれる。しかし、この動画だけは羨ましすぎて大ダメージを被ってしまった。自作曲が楽曲提供などでは無いかたちでアイドルに踊ってもらえるなんて、私の想像できる限りの幸せの最上ランクだ。まじ卍~