2016年12月4日M-1グランプリ
龍馬伝のBGMに合わせたトレンディエンジェルのVTRから始まったM-1グランプリの中継。BGMがズルいし感動してしまう。トレンディエンジェルのネタはハゲっていう個性の自虐、イジリ中心だから自分としてはあまり好きではないけど、ボケツッコミのテンポと、キャラクターのキャッチーさを考えると売れるのにも納得するなーとしみじみ思った。
アキナ
奇をてらわないボケツッコミスタイルで清々しい。サンパチマイクが似合う。離婚する両親と幼い子どもっていう一貫したテーマの中でワードセンスがすごくて飽きがこないし、テンプレート通りのボケがなかった。
カミナリ
川柳のネタ。ボケ、ツッコミの二人ともキャラクターがあって役割を果たしててすごく良かった。ネタの時間を考慮したバランスのいい展開もすごくいい。ただ、古くからあるような漫才が好きな自分としては、上沼恵美子の81点っていう点数でほどよい総合得点に思えた。
ストライクゾーンのネタ。ケイさんかわいい。相席スタートは好きだけど、コント要素強いからもっとサンパチマイクが似合うコンビに勝って欲しい気がしてしまった。スケベ心からもっとケイさんがグイグイくるネタをやってほしかった。
敗者復活
和牛が敗者復活が決まったときは、ナッパに苦しめられてるクリリン達に加勢した悟空の頼もしさのようなものを感じて泣きそうになった。それと同時にスーパーマラドーナが優勝して欲しい自分としては、和牛は脅威だった。あと、敗者復活が和牛かミキか発表するときに安藤なつが手を組んで祈ってて、和牛が決まったとき自分のことのように喜んでるところにもグッときた。ライバルの勝ちに対して素直に喜べる人はかっこいい。
ドレミの歌のネタ。銀シャリのテンポ感、ひとつのテーマのなかでボケの多様性、ツッコミのワードセンス…凄すぎる…ボケもツッコミも面白いからお互いの相乗効果を強く感じた。
本気でつまらなかった。呂布カルマが評価してるとは言えど、笑いどころがわからない。好きな人は好きなのかもしれないけど、自分はシュールを履き違えてるだけだと思ってる。
ハライチ
RPGのネタ。すごく好きなネタだけど、笑いが若くて審査員にはなかなか響かなそうだと思ってみてた。巨人師匠がRPGわからん人にはキツいと思うって言ってたけど、審査員もそれがあって点がつけれなかったのかなぁ。あと、澤部のノリツッコミ無しで勝負してるところに好感が持てた。ハライチは澤部ばっかりテレビ出てるけど、岩井がもっと人気でていいと思う。
エレベーターのネタ。田中がエレベーターに乗ってることが最後に発覚するところは、落武者のネタに通ずるものがある。ネタの中に伏線はるのが好きな自分としては凄く嬉しい。田中のキリッとした表情がとてつもなくサイコー。スーパーマラドーナは中川家の緻密なコント感に通ずるものがあると思ってたし、中川家礼二の95点が嬉しかった。たまに雑なボケだなーってのはあったけど、武智のツッコミと状況説明がうまいし、カタチになってると思った。
能のネタ。正直あんまりよくわからなかった。ワンパターンの展開のネタは自分に引っ掛かる部分がないと全く面白くないな。好きなリフの曲ならずっと聴いてられるっていうのは、漫才でも同じことが言えると思うし、リフがハマらなければダメだ。どちらにしても決勝に行けないにしろアキナより上だったのが残念。
和牛
ドライブデートのネタ。さっきは悟空に例えたけど、ネタに意地悪さがあって実際は ヒールキャラだと思う。やっぱりボケが面白いなーと思ってたけど、いろんな人のM-1についてコメントを見てたらツッコミを評価してた。もう一回ネタを見直してみると確かにツッコミもスゴい。独自のタイム感があって真似できる人はいないんだろうなーと感じた。
決勝
1.スーパーマラドーナ(時代劇)
2.和牛(花火大会デート)
3.銀シャリ(雑学)
決勝のネタ前にスーパーマラドーナ田中が「今田でしょ!」を入れ込んできたのがクール過ぎた。銀シャリは既に売れてるし、和牛、スーパーマラドーナが優勝した方が話題性あるかと思ったけど、決勝のネタ見たら銀シャリが優勝だなーと思ったから結果に納得。決勝でも中川家礼二がスーパーマラドーナにあげてたのがやはり嬉しい。