朝のこと
これは今朝に起きたvending machine(和訳:自動販売機。中1の英語授業の初期で習った難単語。私にとっては思い出深い単語である。)にまつわる話である。
職場の最寄り駅に設置されている自動販売機で缶コーヒーを買おうと、購入中のオジサンの後ろに並んだ。寝ぼけ眼でぼんやり携帯を触りながら終わるのを待っていたが、なかなかそのオジサンは動こうとしない。サクッと買いたいのに早くしてくれよ~と思いつつ携帯から顔をあげると、オジサンは笑顔で私の方を振り向き、指でボタンを押すジェスチャーをしてきた。その時、自動販売機の販売中のランプの隣に数字の「2」が4つ並んでいるのが見えた。「このオヤジ、当たってやがる…!」と気付くと、条件反射で「エエッ!!」とすっとんきょうな声を出してしまった。我ながら朝っぱらからよくも間抜けな声を出せたものだと感心してしまう。オジサンは私に「当たったんだけど、二本も要らないからどうぞ~」と言ってくれた。一度は断ったものの、私は幸運なオジサンのお言葉に甘えた。
この幸運なオジサンは、たまたま後ろにいた見ず知らずの私に当たりを譲ってくれたほどなので、普段の行いの良さが想像できる。ガリガリ君の当たり棒がでると洗って、いつでも自慢できるように生徒手帳にセットしていた罪深き中学生の頃の私とは違う。(中3の頃はひと夏で5本当てた。これは今でもすごいと思う)
素敵なオジサンのお陰で今日だけでも人に優しくなりたい気持ちになった。今朝のコーヒーはいつもよりも身の引き締まるものだった。
ライド・オン
6月17日(土)金山ブラジルコーヒーにてライブを観てきた。
出演
1.角田波健太バンド
2.しょうにゅうどう
3.藤井洋平&VSCOT
藤井洋平を知ったのはceroのラジオ(ナイドリ)で紹介されていた時だ。初めて聴いたときは岡村靖幸、プリンスの系譜を感じた。特に「どうせおまえはわかっちゃくれない」のギターソロはパープルレインを彷彿とさせる。
藤井洋平は興味はあるが、激ハマりしているわけではないのに加えて、ライブ行くと疲れてまうので、ブラジルに行くことに少し躊躇していた。結局ライブに行くに至った理由としては、ceroのサポートを務める厚海義郎、光永渉の演奏を近距離で見られることの期待が正直なところ大きかった。
ライブが始まってからすぐに、プリンス、岡村靖幸フォロワーだと感じていた自分の間違いに気付いた。藤井洋平は「藤井洋平」以外の何者でもなかった。オードリー春日が「ボケでもツッコミでもなく、私は春日だ。」と言っていたがそれと同じなのだろう。藤井洋平の妖艶なきらびやかさによって、名古屋の喫茶店内にニューヨークの摩天楼が見えた気がした。(自分のニューヨークのイメージは中学の時かじりつくように観ていたドラマ「花より男子」しかないです。つくしが道明寺に会いに行くとこやね。あと、ピース綾部頑張ってほしいね。)
今、藤井洋平のアルバムを聴きながら本文を綴っている。藤井洋平の曲はバッキバキなブラックノリの曲だけではなく、スティーヴィーワンダーのように大いなる愛に満ちた曲も多数ある。サポートで参加している荒内祐のキーボードもそのサウンドに貢献しているのだろう。(ブラジルで見た時のDRIANもえげつなくかっこよかったけどネ。)そのラブ&ピースな曲調のひとつと思いきや「ママのおっぱいちゅーちゅーすって、パパのすねをかじっていたい」のような一筋縄ではいかないバチバチファンクマン藤井洋平のバイタリティー大放出の曲もある。「藤井洋平」という曲もあるのだが、自分の名前を曲名にするあたりも藤井洋平の画像を見るだけで府に落ちる。
稀勢の里~
はっきりもっと勇敢になって
おマセさんから程遠い小学生の私はクラスのマドンナに「可愛い」と感じることはあっても、芸能人に対してはあまり無かった。そんな中、小学生ながらに可愛いと思った数少ない芸能人の一人に小倉優子がいる。小倉優子を初めて見た時、「こんなにかわいい人がこの世にはいるのか。芸能界ってのはすごいところだ」と感じた。
知名度がグングン上がっていた頃の小倉優子は「こりん星」真っ盛りである。ケツから糞ではなく苺がでるとの情報もあった。キャラ作りが強い小倉優子はクラスの男子の標的で「小倉優子キモい」などの話題で盛り上がっていた。渦巻くクラスメイトのディスの中で「俺は小倉優子かわいいと思うし好きだよ」とは言えなかった。むしろ、ディスれば盛り上がるので一緒になってディスっていた。その時、私は社会の授業で習った「踏み絵」を連想していた。聖母を踏めないキリシタンとは違って、罰せられることを恐れた私はガンガン踏んでいたことになる。小倉優子踏み絵事件は、今でも覚えているほどダサい経験だ。
中学生になると小学生とは違い、「誰々可愛い」と言うことに恥じらいが無いような空気感が形成される。男子連中は芸能人、クラスメイト、学校の先生問わず誰々可愛い話で盛り上るようになる。そこで、何の気なしに「小学生の頃、みんなは小倉優子のこと非難しまくってたけど、俺は好きだったんだよねー。今見てもやっぱり可愛いわ。」と話したら周りの友人も「実は俺も…!」と共感してくれる人が少なからずいた。小学生の頃、勇気を出して「小倉優子かわいいし、好きだ!」とクラスメイトに打ち明けてたら、小倉優子ファンの集いができていたかもしれない。
小学生の頃だからまだ許せても、好きなものを好きって言えなかったり、やりたくないことを嫌々やったりなんてダサい。反町隆史も言ってるけど、言いたいことを言えないこんな世の中じゃPOISON。自分の気持ちに嘘をつかずに生きていきたい。とはいえど、それが困難なのが実情…。「仕事よりサウナ行きてえし、案件よりYouTube見てえっす。有給フルチューンしつつ、よくわかんない書類はシュレッダーしてえっす」と上司に言える明日を夢見ながら明日もきっと残業マン。
サウンドベイ
名古屋の音楽好きなら誰でも知っているレコ屋であるサウンドベイについて。
まずは金山。今の職場に近いということもあり、よく昼休憩に行っていた。休憩とはいえど、仕事が終わるまでCDを買うのはあまりよろしくないと思い、買ったら背広のポケットにしまってこっそりロッカーの鞄に戦利品をしまっていた。しかし、ディグに時間がかかっていたせいか、上司より「お前、昼休憩時間とりすぎ」との指摘があり、それからは退社後のディグに切り替えた。これからもヨロシクだぜ。
続いて、一番マイナーだと思われる植田店について。ここは中古CDの販売はしておらず、CD/ビデオ/DVDのレンタルと新品ゲーム/CD/DVDの販売をしていた。 小学生の頃は家から近いということもあり、親と一緒に行ってアニメビデオを借りたり、ゲームを買ってもらったりしていた。クレヨンしんちゃん、超GALS!寿蘭あたりをよく借りていたのが懐かしい。植田店は音楽に興味を持ち始める前である小学生の頃から地元のホットスポットのひとつだった。
音楽に興味を持ち初めてからは月3回くらいのペースで通ってはCDレンタルをしていた。CDを買う金のない学生にとってCDレンタルの恩恵は大きく、結構な頻度でやっていたCDレンタルセールにはほぼ毎回行った。Red Hot Chilli Pepers、jimi hendrix、PANTERA、Janne Da Arc、ファンカデリック、Nirvana、キングクリムゾン、ピンク・フロイド、東京事変とかはここで借りたなぁ。地元のTSUTAYAに置いてないような少し珍しいCDの取り扱いがあったのも魅力だった。
小学生の頃からずっと通っていたので淡い思い出があるからか、いつもB'zの「恋のサマーセッション」を聴くたびにサウンドベイ植田店を思い出す。店内で、歌にあわせておどける女の手を握った記憶も、エアコン効きすぎてるから自分のデニムシャツを女に貸した思い出もなにもないのにな…。あと、稲葉浩志の「CDショップ」の発音がとてもかっこいい。学べや恋の夏期講習。
失って気付くといった具合に、閉店がきまってから自分にとってはかけがえのないレコ屋だったと感じた。会計済ませてから家に帰ってプレイヤーにCDをセットするまでのウキウキ感を一番感じさせてくれたレコ屋は、サウンドベイ植田店だな。
最後に上前津店について。学生の時は遊ぶなら上前津~栄付近が多かったので、街に繰り出して時間にゆとりが出来たときはいつも寄っていた。アクセスの良さから待ち合わせにもよく使わせてもらっていて、集合時間より早めにいってディグりながら待ってたりしていた。基本的にコスパ厨だし、入り口に近い棚ばかりみていた。
閉店したのは自分が社会人一年目の時の年末だった思う。閉店日が近づくにつれて値引き幅が大きくなり、それに応じて商品もだんだん減っていった。在庫が経るにつれて、閉店にリアルさが増していったのをすごく覚えてる。
森、道、市場
日が空いてしまったが、2017年5月13日~14日の森、道、市場について。
見たやつ
5月13日(土)
5月14日(日)
青葉市子→ミツメ→EMC→なつやすみバンド→cero
どついたるねん
演奏陣が充実してから初めて見たけど、ピースフルだった。
好きな曲あんまりやってなかった~
去年は弟でてましたね。弟が脱退してから曲知らないし、ライブもそんなにだったな~
呂布カルマ
いつもより雰囲気が柔らかい印象。森道だからか有名曲中心のセットリストだったな。今回は鷹の目さんをよくみてたけど、だんだん山田孝之に見えてきた。DJの手元みるの面白い。
青葉市子
某後輩が「弾き語りはいいと思わないのが多いけど、このレベルだとききいってしまう」と言っていたけどまさにそれ。
ミツメ
ミツメギャル、ちゅす!
EMC
ハッピー野郎は基本苦手なはずが、EMCにはとてもグッときてしまった。隣で見てたリアルビッチ感のある女が歌いながらビッチダンスを繰り広げていた。連れてた男も怖い刺青が入っていたが、ソイツも曲を把握しているようだった。EMCにサブカル色のある人以外のフォロワーが沢山いるのを初めて知った。
なつやすみバンド
音源は大学二年くらいの時から聴いてたけど見たのは初めてだった。自転車をリハで消費してしまうのか~とは思ったけど、他の曲の充実から合点がいった。
ライブを見ていてスケラッコの「盆の国」にリンクするものを感じていた。
それよりなにより、中川理沙かわいすぎた。
結局一番好きだなーと思った。泣けた。出演時間の関係もあるけど、リハでsummer soulをやっていて、おぉ~と思った。我が名はスカラベを今回もやっていたので定番となってきたのかな。陸の上の晩餐は今回もやっていなかったので、いつかライブで聴いてみたい。
二日とも尿意がとまらなかった。
2017年GW
自分のGWは5月2日~5月6日の5連休で、自分の勤務体制的には2連休でさえレアなのでまたとないものだった。
5月2日 免許の更新
平針にて免許の更新。違反歴があるため、長めの講習だった。私服でボーッと講義を聴いていたからか、大学生に戻った気持ちになった。
終わってからは大学からの友人と会い、春日井の温野菜へ。その後、先輩と合流し三人で満天望に行った。風呂あがりに三人で駄弁っていて、向こうから来た巨乳とすれ違った直後に、言葉を発することなく三人の目が合って笑ってしまった。この若いアホさを大切にしたいと思ったし、今も青春真っ只中なのかもしれないと錯覚を起こした。それからも館内でずっと談笑しており、閉館してからも駐車場で深夜3時まで続いた。話の内容はだいたい大学の部活の思出話だった。これまた大学生に戻った気分だった。深夜まで時間の無駄遣いすることも大学生の特権だったなぁ。
5月3日
後輩の引っ越しの手伝いにいった。正直、みんな手伝うのはそこそこにダラダラするのかと思っていたら、想像以上に働いていた。
夜はバイトが一緒だった女友達と飲んだ。女性と二人で会うこと自体ほとんどなくて、会う前は少し緊張した。そして改めて自分の生活に張りがないことを痛感した。ウォーターボーイズみたいなことをしたい人生だった。
5月4日
晩に家族で焼き肉に行った!!!
5月5日
湯楽に行った。久々の一人銭湯だったのでサウナを満喫した。だいぶ気温が暖かくなってきたので、外気浴に長い時間をとれた。まぁまぁな整いだった。トランスはしてない。
5月6日
全握でしたー!
【我がGWの総評】
一般~アゲくらいの人からするとつまらなすぎてかわいそうなGWかも知れないが、自分としては学生気分爆発だったからそれなりには満足。5月4日に先輩と二人でスタジオに入る約束をしていたが、寝坊による一時間遅刻という大失態を犯してしまったことが大幅減点となり、今回のGWスコアは46点だな。本当に申し訳ないし、人として最低だ…。来年はナウでヤングなことをカマしてハイスコアを叩き出したい。
インフルエンサー 全握 in ポートメッセ
5月6日(土)に乃木坂46の握手会に行ってきた。撮影許可のあるドープマシンがあったので載せときます。今回のシングルはカップリング込みであまり魅力を感じていなかったので、ミニライブは、通常版のカップリング以外の曲はやはり好きになれなかった。ただ、前回より前の方のブロックで観れたのは幸運だった。
握手会の会場に入るまでは1時間30分ほどかかった。会場に入ってレーンに別れてからは、ものの10分足らずで推しの堀未央奈との握手に至った。待ち時間が短くて助かったけど、レーンの過疎具合に少し不安になった。
握手は前回が緊張でわけがわからず言葉を発することが出来なかったのに対して、今回は少し話せた。自分の成長に対して爆アゲしてしまったが、この感情の主成分は童貞臭さということに気付いてからはドンマイ俺モードにさしかかった。
会話内容
俺「僕も丸デブ好きです…!」
堀未央奈「うれし~ ありがとー!」
以上。
丸デブは旨かったし、好きではあるけど二回しか行ったことないし、にわかすぎる自分が笑えた。アイドルに深入りすることへの抵抗から、ザ・ミーハーになっていることが起因したということにしておきたい。
アイドルは、青春を謳歌する若者の一人であってかっこいい存在だと改めて感じた。やはり、アイドルをみる時は高校球児をみる時と同じになってしまう。またもや、特段打ち込んだことが何もない悲しき自分の青春時代に絶望してしまう。その時に「自己嫌悪」というワードが浮かんだので、キミドリを再生。久保田武の詞が優しすぎて、ボボボーボ・ボーボボくらい吐血しそうになった。キミドリの自己嫌悪の直接的な詞は誰の人生でも共感できる時があるんだろうなぁ。ジャケもいい。