デカダンス ダンス

地獄詩人ヘルポエマーによる地獄詩のブログ。

森、道、市場

日が空いてしまったが、2017年5月13日~14日の森、道、市場について。

 

見たやつ

5月13日(土) 

どついたるねん→bonobosキリンジ呂布カルマ

5月14日(日)

青葉市子→ミツメ→EMC→なつやすみバンド→cero

 

 どついたるねん

演奏陣が充実してから初めて見たけど、ピースフルだった。

 

bonobos

好きな曲あんまりやってなかった~

 

キリンジ

去年は弟でてましたね。弟が脱退してから曲知らないし、ライブもそんなにだったな~

 

呂布カルマ

 いつもより雰囲気が柔らかい印象。森道だからか有名曲中心のセットリストだったな。今回は鷹の目さんをよくみてたけど、だんだん山田孝之に見えてきた。DJの手元みるの面白い。

 

青葉市子

某後輩が「弾き語りはいいと思わないのが多いけど、このレベルだとききいってしまう」と言っていたけどまさにそれ。

 

ミツメ

ミツメギャル、ちゅす!

 

EMC

ハッピー野郎は基本苦手なはずが、EMCにはとてもグッときてしまった。隣で見てたリアルビッチ感のある女が歌いながらビッチダンスを繰り広げていた。連れてた男も怖い刺青が入っていたが、ソイツも曲を把握しているようだった。EMCにサブカル色のある人以外のフォロワーが沢山いるのを初めて知った。

 

なつやすみバンド

音源は大学二年くらいの時から聴いてたけど見たのは初めてだった。自転車をリハで消費してしまうのか~とは思ったけど、他の曲の充実から合点がいった。

ライブを見ていてスケラッコの「盆の国」にリンクするものを感じていた。

それよりなにより、中川理沙かわいすぎた。

 

cero

結局一番好きだなーと思った。泣けた。出演時間の関係もあるけど、リハでsummer soulをやっていて、おぉ~と思った。我が名はスカラベを今回もやっていたので定番となってきたのかな。陸の上の晩餐は今回もやっていなかったので、いつかライブで聴いてみたい。

 

 二日とも尿意がとまらなかった。

 

2017年GW

自分のGWは5月2日~5月6日の5連休で、自分の勤務体制的には2連休でさえレアなのでまたとないものだった。

 

5月2日 免許の更新

平針にて免許の更新。違反歴があるため、長めの講習だった。私服でボーッと講義を聴いていたからか、大学生に戻った気持ちになった。

終わってからは大学からの友人と会い、春日井の温野菜へ。その後、先輩と合流し三人で満天望に行った。風呂あがりに三人で駄弁っていて、向こうから来た巨乳とすれ違った直後に、言葉を発することなく三人の目が合って笑ってしまった。この若いアホさを大切にしたいと思ったし、今も青春真っ只中なのかもしれないと錯覚を起こした。それからも館内でずっと談笑しており、閉館してからも駐車場で深夜3時まで続いた。話の内容はだいたい大学の部活の思出話だった。これまた大学生に戻った気分だった。深夜まで時間の無駄遣いすることも大学生の特権だったなぁ。


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5月3日

後輩の引っ越しの手伝いにいった。正直、みんな手伝うのはそこそこにダラダラするのかと思っていたら、想像以上に働いていた。


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夜はバイトが一緒だった女友達と飲んだ。女性と二人で会うこと自体ほとんどなくて、会う前は少し緊張した。そして改めて自分の生活に張りがないことを痛感した。ウォーターボーイズみたいなことをしたい人生だった。

 

5月4日

晩に家族で焼き肉に行った!!!

 

5月5日

 湯楽に行った。久々の一人銭湯だったのでサウナを満喫した。だいぶ気温が暖かくなってきたので、外気浴に長い時間をとれた。まぁまぁな整いだった。トランスはしてない。

 

5月6日

全握でしたー!

 

 

【我がGWの総評】

一般~アゲくらいの人からするとつまらなすぎてかわいそうなGWかも知れないが、自分としては学生気分爆発だったからそれなりには満足。5月4日に先輩と二人でスタジオに入る約束をしていたが、寝坊による一時間遅刻という大失態を犯してしまったことが大幅減点となり、今回のGWスコアは46点だな。本当に申し訳ないし、人として最低だ…。来年はナウでヤングなことをカマしてハイスコアを叩き出したい。

 

インフルエンサー 全握 in ポートメッセ



5月6日(土)に乃木坂46の握手会に行ってきた。撮影許可のあるドープマシンがあったので載せときます。今回のシングルはカップリング込みであまり魅力を感じていなかったので、ミニライブは、通常版のカップリング以外の曲はやはり好きになれなかった。ただ、前回より前の方のブロックで観れたのは幸運だった。

 
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握手会の会場に入るまでは1時間30分ほどかかった。会場に入ってレーンに別れてからは、ものの10分足らずで推しの堀未央奈との握手に至った。待ち時間が短くて助かったけど、レーンの過疎具合に少し不安になった。

 

握手は前回が緊張でわけがわからず言葉を発することが出来なかったのに対して、今回は少し話せた。自分の成長に対して爆アゲしてしまったが、この感情の主成分は童貞臭さということに気付いてからはドンマイ俺モードにさしかかった。

 

会話内容

俺「僕も丸デブ好きです…!」

堀未央奈「うれし~ ありがとー!」

以上。

 

丸デブは旨かったし、好きではあるけど二回しか行ったことないし、にわかすぎる自分が笑えた。アイドルに深入りすることへの抵抗から、ザ・ミーハーになっていることが起因したということにしておきたい。



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アイドルは、青春を謳歌する若者の一人であってかっこいい存在だと改めて感じた。やはり、アイドルをみる時は高校球児をみる時と同じになってしまう。またもや、特段打ち込んだことが何もない悲しき自分の青春時代に絶望してしまう。その時に「自己嫌悪」というワードが浮かんだので、キミドリを再生。久保田武の詞が優しすぎて、ボボボーボ・ボーボボくらい吐血しそうになった。キミドリの自己嫌悪の直接的な詞は誰の人生でも共感できる時があるんだろうなぁ。ジャケもいい。

 

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今期見たドラマ

・カルテット

坂元祐司作品は多くが来週を楽しみにさせる大どんでん返しが各回の終わり際にぶちこまれるけど、本作も例に漏れず。いつかこの恋を思い出して泣いてしまうで高橋一生演じる佐引さんがかっこよかったから、今回はどんな役回りか楽しみにしていた。家森さんは佐引さんとジャンルはちがえど期待通りのハマリ役だった。高橋一生も坂元ファミリー加入と思っていいのかな。全体的にとても楽しめたのだが、考察力のある方々は自分の数倍楽しめてると思うと悲しい。

 

・バイプレイヤーズ

寺島進がメインの話はハートフルだったけど、基本グダグダなオッサンの馴れ合いドラマ。こんなかっこいいオッサンに憧れる。10-FEETの曲もマッチしてた。TAKUMA∞、馬力を最大にキープ。竹中ピストルって何者なのか全く知らんけど、foever youngってオッサンが唄ってるとかっこいいな。Yo そこの若けぇの!

 

春を唄ったJ-POPはだいたいすごくいい

お世話になった先輩が退職されるということで、送迎会が催された。自分とは職場が被ったことの無い方もみえたが楽しく飲めた。

 

二次会では、先輩の辞め際の夢を叶えるためにある店に行った。しょうもなさ全開なことをしたが、本当に楽しかった。店を離れてからも先輩は勢いあまってアッパーなことをされてて面白かった。

 

終電を逃していたため、松屋で腹ごしらえしてから栄のウェルビーに行った。本当のラストスポットがウェルビーとなって感無量だった。

 

帰りに「サヨナラの意味」を聴いたらいつも以上にグッときた。YouTubeで「ないものねだり」のPVを見てもとてつもなく感傷的になった。

 

翌日の4月1日はアメ研OBOGの花見に行った。桜はあまり咲いてなかったけど、普段顔を会わさない人と話せた。最近は特に仲いい人とばかり会っていたので新鮮だった。

引退GIG

3月11日(土)にkillerpassの企画に行った。

出演バンド

・half sports

・V/ACATION

・the act we act

・milk

・killerpass

 

思い返せば、地元のライブハウスに足を運ぶきっかけとなったのは、大学一年の頃に学祭で見た6eyesだ。元々はローカルのバンドって音楽で食っていけないから他の仕事をしながら馴れ合いでやってるだけだと思ってた。しかし、6eyesが自分の先入観の全てを払拭してくれた。レベルの高さに吃驚した。これほどかっこいいバンドが地元でかつ、比較的リーズナブルに見れるということが素晴らしいことだと感じた。


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学祭で6eyesを見てからは地元のライブハウスに足を運ぶようになった。実際は半年ぐらいラグあるけど。知り合い以外のバンド目的で初めて行ったライブはkillerpassの前任ギターの引退GIG(at 246)だったと思う。記憶が正しければその時もhalf sports、the act we actが出ていた。この引退したギターの後任で、今回引退したギターの方が加入することとなる。そのため、この加入時期と自分がライブハウスに行くようになった時期が重なる。今回引退するギターの方が、killerpassに入って4年(5年だったかも…)って言っていて、勝手ながら自分に置き換えて感慨深いと思った。

 

 

3月12日

後輩の送別GIGが、今池リフレクトスタジオで開催された。仕事で途中参加となったため最後の一曲しか見れなかった。その一曲がスーパーグッスンオヨヨズの初めて出来た曲だったためここで聴けてよかった。ただ、今回で見納めか…?というのを繰り返しているのでしんみりもしてないし、今後も見れるような気がした。

その後の打ち上げは雰囲気が学生時代のようでとても楽しかったので、今後もOBOGで付き合っていきたい。

 

夫のちんぽが入らない

ceroのファンだからというサブカルバンギャ的な理由で読み始めた。「なし水」も「けつのあなカラーボーイ」なにも知らなかったシャバ僧です。サブカル女子はだいたいこの本を知ってるし、女子に対してサラッとちんぽという単語が使えるのがマンモスうれぴー。(実際は、女性はおろか、男子友達も減ってて話し相手がいないから、ちんぽ話をあまり出来てない。)

 

読む前は「夫のちんぽが入らない」っていうタイトルに対して、これがセックスレス夫妻の言い回しを代替しただけだったり、奇をてらってるだけだったら興ざめだと思っていた。とはいえど、Orphansのイメージがあるので終始シリアスな物語と期待していた。あと、Orphansの歌詞の「二人は兄弟だったのかもね」が夫婦の関係性のことだと思っていたので、そこにも意識して読み進めた。

 

読み終えてみると、性交シーンで「でん、ででん」という効果音だったり、ちんぽが入らないことをトンネル工事、道場破りに例えたりコミカルさはあるなーと感じた。他にも「不能だけど不毛になりたくない」という表現が二回ほどでてくるが、「uou」で踏んでいると勘繰ったけどこれはたまたまかなぁ。コミカルな表現は基本的に、夫以外も含めた性交シーンに使われていて、学校、親関係での悲惨なことにはコミカルな表現はほとんど無かった。笑うしかないが故のコミカルな表現だと感じたし、それが渇いた笑いを産んでいて、悲しさが増幅していた。

  

全体的を通して、自分を卑下する言い回しにリアルさがあった。面白味のある文を書こうとしたり、言葉選びや、比喩表現に注力したという印象は無く、鮮明に覚えている感情を文を落とし込んだだけに思えた。それだけストレートで現実的で的確なのだと思った。

 

登場人物が少ないものもあって、当然ながら終始夫の存在が気になった。大学時代の夫の描写に中学校のジャージで大学の講義を受けるということがあるほど、夫は他人を気にしない。著者と出会ったばかりの頃も基本的に自由奔放な振舞いだ。安定志向でリスクヘッジばかり考えている神経質な自分としては、憧れるような存在だと思えた。夫のようなタイプの人はメンタルが強く、やりたいことだけやって人生を作っていけると思っていた。しかし、そんな夫も教員になりパニック障害になってしまう。「他の先生に指摘されても自分のやり方で授業する」、「他のクラスでも補導された学生の元に駆けつける」という描写があるので、きっと信念を持って教員になったんだと思う。その信念が生活を崩し、神経をすり減らし、パニック障害に陥ってしまう。自由奔放な人は精神的に病まないイメージがあったのもあって、なんだか辛くなった。それと、この夫婦は夫の無口さに助けられていると思った。Orphansの「彼は無口な上に」もこの夫が関係しているのかなぁ。そもそも、逃避行のパートナーに饒舌な人は辛そうだ。

  

 二週目を、読んだときは二人の微笑ましい雰囲気のシーンをあら探ししてしまった。夫が就職して、離ればなれに暮らし始めてから月一で会って近況報告しているところで、インコの話をしてるところが良かった。著者が夫の髪を切ってあげるところの他愛ない会話もすごくいい。全体に悲惨すぎるので、もっと短編でいいのでこだまさんの人生で楽しいことばかりを綴ったエッセイが読みたいと思った。

 

 最後に、自分的な各章のイメージ

1章 DOWNTOWN BOY(松任谷由実)

2章 知らない街でふたりぼっち(サニーデイ・サービス)

3章 baby blue(fishmans)

4章 Home (dive)