デカダンス ダンス

地獄詩人ヘルポエマーによる地獄詩のブログ。

明日、春が来たら in 東京

連続休暇中の2月19日~21日にかけて東京に行ってきた。名古屋~東京の昼行バスで行った。東京駅に着いてからは乃木坂まで歩いた。乃木坂までに通った首相官邸、国会議事堂前の警備が凄かった。それと、催しがあったのかわからないけど、けったりんぐましーんライダーとピチピチ股引き系ランナーがやけに多かった。

東京駅から一時間ほどかけて乃木神社にたどり着いた。乃木神社乃木坂46の成人式とかのイメージで何となく行った。当たり前なんだけど地名が乃木坂な訳だから、交差点、病院、店等の名前に「乃木坂」の単語が使われてて町中に乃木坂が溢れていた。地名というよりグループ名として認識してたから不思議な感じがした。乃木坂駅では、「君の名は希望」のアナウンス音を聴けて良かった。
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乃木神社の次はユニオンに向かった。電車の乗換は携帯があれば難しくなかったけど、新宿は複雑すぎて新宿についてからユニオンに行くまで50分かかってしまった。自分の方向音痴度合いを再確認して悲しかったけど、ヨラテンゴを安く買えたからよかった。

晩御飯は高円寺の餃子処たちばなで食べた。飲み物一杯につき、餃子一人前無料の格安ぶり(飲み物は多少高いけどそれを加味しても相当安い)に加えて、餃子は羽根つきでとてもおいしいという事ではやり東京クオリティを感じた。

高円寺を離れると東京タワーに向かった。東京に憧れが未だにあるのと、鉄塔を見るのが好きなのがあって東京タワーは本当に素晴らしかった。展望台からの景色も良かったけど、外から見た方が好きだな。特に真下から見ると、圧倒的な存在感があってかっこよかった。東京タワーの展望台内では芸人のビックスモールンが少しショーをやってた。自分が中学二年生くらいの頃流行ってたんで懐かしい気持ちになった。
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宿は駒込駅の近くのロスコというカプセルホテルに泊まった。事前リサーチでサウナ充実の口コミと、女性も泊まれるカプセルホテルという事で細かいケアが施されているという期待でここに泊まることを決めたが、あまりいいものではなかった。整うには十分条件が揃っていたのであまり文句を言いたくないが、ホームページの画像、内容は盛りすぎだ。

 

二日目はラーメン二郎三田本店に行った。らけ、R、大に行ってたし名古屋勢のプライドがあったから、中盛を頼んだが、惨敗してしまった。普通盛分と少ししか食べられてない。食べ物を残すという最低なことを東京に来てまでしてしまって背徳感が辛かった。無我夢中で食べてたから油が飛翔して眼鏡に付着したが、完食できなかった自分への戒めという事で当分は拭かないでおいた。
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二郎の後は表参道のデザイナーズ銭湯へ向かった。歩いて向かったので、六本木等のメジャースポットの空気感がわかった。途中にかっこいい坂があったり、梅の花が咲いてたりして急に松たか子の「明日、春が来たら」を聴きたくなった。

この曲の歌詞は「永遠の前の日」、「明日春が来たら」、「夕立が晴れて時が 止まる場所」と抽象度が全体に高い。抽象的な分、自分のことのように置き換えて捉えられるし、想像を掻き立ててくる。下手くそだったけど、中学時代は野球をやっていたのもあって、この曲を聴くたび、青春ココロオドル状態に陥ってしまう。ユーミンラグビー、野球、サーフィンとかのスポーツをテーマにした名曲があるけど、共通して「暑苦しくい青春の色」が出ている。この曲もそれと同じだと思う。しかも、調べたところ作詞は坂元祐二。YouTubeの動画でギターを弾いてるのは佐橋さんでコンボが成立し過ぎてた。

ハイパーエモーショナルモードになりながら歩いているとデザイナーズ銭湯の清水湯に到着した。受付の店員さんが若い女性でしかも、とても可愛らしかった。愛想がよく、何処と無く個性があって素敵だった。バイト代のためにしょうがなく働いている感じが全く無く、清々しい接客だったから風呂上がりにはビールを頼んだ。

設備面では、ロッカーキーがオートロック式で驚いた。全裸で鍵を中に入れて閉じるっていう初見殺しをくらいかけたけど、なんとかその前に気付いて防げた。もし、そうなっていたら受付の可愛い店員さんに助けてもらう訳にもいかないので、本当に焦っただろうな。

デザイナーズ要素としては、全体的に綺麗で清潔感があるところ、ロビーでジャズが流れてるところ等があった。シルク湯、炭酸風呂と脱衣場を隔てているガラスに裸の女性の絵があったのも洒落てた。最初は460円でスーパー銭湯のような最新の設備、清潔感のあるところに行けるのが魅力なのかと(自分はサウナ+タオルレンタル付なので1200円)思ったが、実際は全然違った。スーパー銭湯とは違って、デザイナーズ銭湯はあくまで「銭湯」だった。男子風呂、女子風呂の距離感、有料制のドライヤー、シャンプー等が設置されておらず受付で販売しているところ、浴槽・脱衣場のスケール感がどれだけオシャレであっても生活感を漂わせている「銭湯」だった。来ている人も、表参道という土地柄かブルジョア層を思わせる人も多くいたが、高齢者く、銭湯らしさを醸し出していた。

清水湯のサウナはあまりパワーが無かったけど、水風呂は15℃を下回っていた。サウナ内のテレビでは科捜検の女の再放送が流れていて平日にサウナに入るイリーガルさを堪能できた。サウナで汗と共にラーメン二郎の敗北感を放出しきった。
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夜は渋谷でやっていたジャルジャル倉本美津留の超コントライブをみた。客の書いた単語を2つ組み合わせてそのお題をテーマとしたコントをするというものだった。実際にテーマとなったものは下の画像の通り。アドリブとは思えないほど精度が高かくて、プロの力を感じた。二人のコンビネーションにも脱帽。そういや、帽子を買ってからは休みの日に寝癖をなくすことがほぼ無くなった。
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ライブが終わると西荻窪駅で呑んだ。学生街のイメージがある西東京で思ったのが、どこでも少し視線をあげれば線路があって電車が通っている。名古屋市内だと基本的に地下鉄で、中央線が通ってる鶴舞~金山に店はあるけど、そこ以外にそのようなスポットは無いと思う。東京の方が無機質なイメージがあったけど、地下鉄との結び付きが強い名古屋より、電車との結び付きが強い東京の方が暖かみがあると思えた。

この日は荻窪のカプセルホテルに泊まった。新しそうな施設なのにパソコンブースが無くて残念と思いきや、各部屋にiPadが設置されてて驚いた。サウナはミストサウナしか無かったし、水風呂がなかったけど、眼鏡洗浄機があって、使ってみたら見え方が劇的に変わって結果オーライ。アーライッ(カイ・ハンセン)。

 3日目は吉祥寺でカレーを食べて帰った。帰りは新幹線を使った。アディッショナルエモーショナルタイムに自ら入ろうと、ビールを準備して窓際の席を確保したけど、名古屋まで1時40分ほどなんで、感傷に浸るには短かすぎた。もっというなら、横浜までもすぐなので、あっけなく東京を離れてしまった。

 

東京は圧倒的だけど、名古屋もかっこいいよ~
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何者

サクッと読める本が何かないか母親と妹に聞いたところ、朝井リョウは読みやすいってことだったので何者を読んだ。

 

自分は就活が始まる前は一切何もやっていなかったけど、合説を口火に妥協せずにやったし、就活あるあるは網羅してるつもりだ。自分の就活経験と照らし合わせてもこの作品はリアルだった。著者も就活をしてたのかなぁ。聞き取り、ネット等の情報でここまでのものを書くのはそうそうできないと思う。

 

 【何者にもあった就活あるある】

・ネアカが最小限の努力である程度成功する

・名刺作ったりする自己主張強い人

・「友達の内定先  ブラック」で検索をかけること

・留学、インターン就活最強説

・大手志向でずっと内定とれない人

 

名刺作る人は中々いなかったけど、合説で手を上げて大学名を名乗ってくる就活生も完全に同類だろうな。知り合いにその手の人はいなかったけど、そういう人はだいたい失敗してるんじゃないかと思う。留学、インターン最強説は真実だったと感じた。自分みたいに就活期間だけ頑張ってる人が、合説解禁前から就活意識して行動してる人より上手く行くってのはおかしな話だと思うし納得する。学歴もそれまで努力してきた証だし、学歴フィルターもあってしかるべきだろうと思う。

 

「何者」の物語は主人公の目線で進んでいく。主人公の感情についての文章が多くあったけど、少し幼稚で共感できなかった。就活の内容を取り扱ってるとは言えど、Twitterをキーポイントにしていたりして、中高生くらいを対象年齢にしてるのかなと思った。主人公の斜に構えたところもそのくらいの年齢層が一番共感できそうだし。

ただ、一つだけ凄く共感してしまったのが、主人公が批判的で何も行動出来ない人物なのに対して、昔一緒に演劇やってた友達がいろいろな人に批判されながらも行動し続けてるところだ。自分は完全に前者タイプで、今まで他人のことを小バカにする反面何も行動してなかったと思う。今更ながら後者の方が凄いし、かっこいいし、憧れてしまう。

  

読んでる途中に実写映画のキャストを知って、山田孝之岡田将生以外は適役だと思った。ただ、比較的波の無い物語だし、人気のキャストで固めても商業的に成功しない気がしたけど実際はどうだったんだろう。

 

何者を、読み終えて自分の就活について思い出したりしたけど、自分のやるべきことがある程度決まってたし、ふわふわして何もやってなかった大学生活の中では充実してた期間な気がする。そのころは星野源のエピソードばっかり聴いてたから、今でも湯気とかを聴くとES、説明会ラッシュを思い出す。喫茶店で友達とES見せあったのもなかなかいい思い出かもしれんな。

 

一月中旬

試験が終わり一段落した。一月中旬は年末年始とのギャップもあるのに加えて、寒さが増していくこと以外季節的な変化もないので魅力のない時期に思う。

 

大きなイベントもないのでサウナについて書きたいと思う。先日、平日休暇があったので和合温泉湯楽に行ってきた。平日の昼間であれば空いてると思ったが、予想に反して結構人がいた。ほぼご老人ではあったが。平日の昼間なので、まわりが働いている中、銭湯にいるっていうイリーガルさもあっていつも以上に心地よかった。昼のセント酒の「申し訳ない」ってのに近い感情だとは思うけど、イリーガルさが桁違いなので仕事中に行くとより素晴らしいのではないのかと憧れてしまう…昼のセント酒はドラマティックで数奇的な事象が一切無いので、同じ事を現実で出来るのではないか…?と錯覚してしまうところが罠だと思う。現実に実行は不可能だ。休日の前日に仕事後ウェルビーをキメる合法的至福で代替するしかない。あと、戸次重幸だから見てたけど他の役者だったら全話は見なかっただろうな。

サウナでは水戸黄門の再放送をやっていた。東幹久と的場浩司タッグがかっこよかった。タナカカツキはサウナにテレビを反対派みたいだけど、自分としては普段見ない番組を見れたり、知らないオッサンと一緒に笑ったり、爺さん達とグルーヴが出来たりするから嫌いじゃない。去年の夏にサウナ内テレビでみた乃木坂の生liveが自分の中では大きな思い出になっているのもあるし。ただ、ウェルビーの森のサウナみたいに、テレビがないことの魅力もわかる。

その程度のことを考えていたつもりが、いつのまにかサウナについて深く考えてしまった。サウナは人為的に作られたものではあるし、管理しているのも人間だ。人の手が加わっているからこそ「テレビを無くして欲しい」、「チャンネルを代えてほしい」、「水風呂の水温はシングルがいい」といったような気持ちは自然に対する要望より現実味があるので納得がいく。実際に自分自身にも好きなサウナはあるし、このサウナのどこが好きだっていうポイントもある。しかしながら、サウナには人工のものとは書いたが、山や海と同じ「自然の寛大さ」を備えていると思う。サウナの前では人は無力であって、サウナの寛大さに受け入れてもらうしかない。それと同時に、自分自身もサウナに対して寛大になって受け入れたいと思う。サウナに違いがあるのなら、その違いに合わせてケースバイケースで楽しむべきだ。自然にケチつけるなんていうことはただの傲慢だ。どのサウナにもそれぞれの魅力、楽しみ方があるという結論に帰着した。

 

外気浴で寝そべって空をぼんやり眺めた。いままで、空をながめることは中学、高校の時の部活の時(ストレッチ中)ぐらいだった。「空をながめる」っていう表現はナルシスト的だし、仕切りに写真を撮りたがるサブカルシャバ僧みたいでダサいとは思うけど、サウナ後のそれは特別だ。サウナトランスの中で流れる雲を見るだけで、情けない自分を受け入れられた気持ちになる。サウナ後の外気浴は、自己肯定感に浸れる人生において限られた時間のひとつだと感じた。

 

 DVD録画しておいた、もろもろのハナシを見た。おぎやはぎバナナマンは今一番かっこいいオッサンだと思うし、オードリーはオドぜひがあるからか近い距離感を感じるし素晴らしい面々の番組だ。雑談の中で「大人になったら感動することがなくなる、すごいことも日常になってしまう」っていうのが引っ掛かった。自分にあてはめてみても、最近は大きく気持ちが動いたことがない。ドラマ、お笑い、音楽、動画などのに感動したりしても、自分が何も努力していないし達成感もなにもない。簡単に感動できるっていう点で時間に対するコストパフォーマンスが一番いいように感じるけど、楽しみがそれしかない自分の人生に対して懐疑的になってしまう。

年の瀬

クリスマスイブは仕事からの西東さん観覧で、クリスマスは新バンドでのライブだった。二日ともいい日だったけどクリスマスらしいことをなにもしてない。強いて言うなら会社で買わされたクリスマスケーキを食っただけだな。ハロウィンっていうクソ文化が日本での勢力を伸ばしていてクリスマスの価値が相対的に下がってる気がする。クリスマス曲で素晴らしいものは沢山あるけど、ハロウィンの曲が蔓延る未来だけは来ないでほしい。それと、最近は初詣に行かない人が増加傾向にあるらしい。年賀状を一切出さなくなったから人のことは言えないけど、すごく悲しいと思った。初詣でシャンとする気持ちを大切にしたい。

 

年末の風物詩、有馬記念も終わった。サトノダイヤモンドの1着は当てれたけど、相手が合わずに撃沈。キタサンブラックは完全にはずしてしまっていた。今年は競馬をほとんど終えていないし、つまらない有馬だったけどレース後には今年も終わるのかぁと余韻に浸れた。

26日(月)は振休をいただいたので大掃除に充てた。しゃばさが抜けてないんで去年と同じでギドラの空からの力(大掃除があるため)を聴いてからやった。大掃除後にはスタジオに行って録音をしてから銭湯に行った。平日だし空いてることを望んで行ったけどフロの日だからか思ったよりは人がいた。

29日(木)は高校の友達とブラジルコーヒーと塩釜口付近のバーに言った。会いたいと思う友達がほとんどいないし、会いたい人も会話が弾まず残念な気持ちがしそうで怖いっていうのがあるけど、今日あった二人は特別だと思った。
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友達の電気自動車(リーフ)に乗せてもらったけど、充電してるところがすごくダサかった。構造上仕方ないのだろうけど、車のフロントから充電ってのはダメだと思った。あと、充電プラグがひどくダサかった。


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バーの後にはガクヤ行って友達にアドバイスを聴きながらジャズのCDを買った。その後締めのラーメンに一風堂に行って解散した。

 

2016年の思い出

・裸足でSummer

・ウェルビー

・東邦 猛打による逆転

・森、道、市場

・ゴルフスクール

・ポートメッセ握手会

・サウナトランス(夏の平日)

・横浜 対 履正社

・昼のセント酒

・いつかこの恋を思い出して泣いてしまう

・街の報せ(cero)

・A Long Day(ミツメ)

・乃木坂の生放送ライブ(サウナ内でみた)

・24時間テレビのマラソン完走シーン(露天風呂で見た)

・新城 千枚田

五色園

チベット寺院

・サウナしきじ

シグルイ聖地巡礼

・盆の国

・サ道

・初恋芸人

・和合温泉 湯楽

・重版出来

・営業部長 吉良奈津子

西東さん観覧

新設移転された中京テレビはできてそう経っていない新キャンパスの愛大の隣だった。街灯が現代風でシティ感がでてた。それだけでも雰囲気に呑み込まれていたのに加えて、テレビ局内に入るっていうこと、普通のサラリーマンの生活では考えられない時間に(23時50分集合)活動するってことで高揚感MAXだった。

前説はトラッシュスター、カリブリボンっていう芸人だった。正直、ネガティブな感情しか生まれなかったので割愛。

 生で見ると違うと強く感じたのは今まで嫌いだったミキ だった。兄のツッコミはうるさいだけのキレツッコミでカンニング竹山に及ばんと思ってたけど、弟との空気作りがすごくてツッコミのうまさが際立ってた。兄弟ってのもあってキリンジのハーモニーだと思った(ミキは解散しないでほしい)。あと、ネタ後のトークでも自分達の漫才を活かしつつ笑いを取っていたのはミキだった。トークまでミキの漫才になっていた。弟がツッコミを受けにくるのは放送では上半身しか映ってなかったけど、全身写らないと面白さ半減だとおもう。観覧の勝ちだと確信した。
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一番期待していたAマッソは二人ともゲラニチョビで買ってたM-1用の衣装で登場。加納愛子のかわいさも目当てでAマッソに期待をしていたけど、実際、村上愛もとてつもなくかわいかった。二人とも小柄だなーと思って調べてみると二人とも身長は155㎝とのこと。小柄で動いてる姿がとてつもなくキュンときた。ネタはシュールさが強くてわかりづらい東京アカデミーのネタだった。既に何度も見たことあるネタだけど改めて難解さを感じた。

番組が終わると出演者の出待ちが出ないように観覧者を待たせるためなのか、前説の芸人がまた登場。写真撮影許可していたので記念に1枚とった。


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帰る前に小腹が空いたということでマクドナルドに言った。深夜のハンバガーが驚異的にうまかった。

乃木坂握手会

12月17日にポートメッセ開催の乃木坂46ミニライブと握手会に参加してきた。

ミニライブ開始にあたっての和田まあや伊藤純奈による注意事項読み上げで会場がどよめいて、OVERTUREが流れた時は既に会場全体に高揚感があった。その空気を味わえたたけでも、いい経験ができてよかったと思った。ライブは自分のブロックがかなり後ろでスクリーンすらろくに見えない状態だった。それに加えて音が割れてて音質は悪かったし、サヨナラの意味以外さほど聴き込んでいなかったので、正直あまり楽しめなかった。ただ、ファンの持つペンライトが綺麗だなーと思った。ステージ上からみるとまた景色が違うんだろうな。

握手会は 推しメンの堀未央奈のレーンに並んだ。ブースの近くの折り返し地点になると隣のレーンのメンバーを何人か見ることができた。星野みなみの透明感がすごかった。自分の前に並んでた女性ファン(堀未央奈・樋口ひなレーンに並んでいた)と目があっていたときに気付いた星野みなみが手を振っていてファンサービスも素晴らしいと思った。

自分の握手の時は堀未央奈がこちらがこちらに耳をかたむけてくれているような仕草をしていたのにも関わらず、緊張なのかよくわからないけど、状況がうまく飲み込めなくなって何も言葉を発することなくはがされてしまった。実物はテレビよりもかわいいとかそういう気持ちが生まれることも無いくらい何がなんだかわからなかった。

握手待ちで並んでいる時にアイドルにとっての握手会について考えていた。会ったこともない人と握手なんてしたくないだろうし、対応が悪いと人気にも影響を及ぼしてしまうし、大変な仕事だとおもった。心身ともにハードそうだ。

帰りにはアイドル業という仕事について色々考えてしまった。アイドルには年齢の制約があるので、早いうちに芽がでないと実りのないままアイドル人生が終わってしまう。限られた時間の中で成果をあげないといけない。グループ内外問わずライバルで溢れているし、悔しい経験、不安になることばかりなんじゃないかと思う。その半面、努力が実った時はとてつもない喜びが得られるんだろうと思う。自分より年下にも関わらず、アイドルは色々経験している。それに比べて自分の人生の平坦さ、面白味なのさに絶望した。自分は推し今までなにかに対して本気で努力をしたことがないと思えたし、今後の人生もそうたいしたこともないんだろうと思う。自分の人生の価値がよくわからない。

高校の時、ギターで飯を食えるようになりたいと思っていた。その頃アクションを起こしてたらよくも悪くも今とは違う人生になっていたと思う。

 


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2016年12月4日M-1グランプリ

龍馬伝のBGMに合わせたトレンディエンジェルのVTRから始まったM-1グランプリの中継。BGMがズルいし感動してしまう。トレンディエンジェルのネタはハゲっていう個性の自虐、イジリ中心だから自分としてはあまり好きではないけど、ボケツッコミのテンポと、キャラクターのキャッチーさを考えると売れるのにも納得するなーとしみじみ思った。

 

アキナ

奇をてらわないボケツッコミスタイルで清々しい。サンパチマイクが似合う。離婚する両親と幼い子どもっていう一貫したテーマの中でワードセンスがすごくて飽きがこないし、テンプレート通りのボケがなかった。

 

カミナリ

川柳のネタ。ボケ、ツッコミの二人ともキャラクターがあって役割を果たしててすごく良かった。ネタの時間を考慮したバランスのいい展開もすごくいい。ただ、古くからあるような漫才が好きな自分としては、上沼恵美子の81点っていう点数でほどよい総合得点に思えた。

 

相席スタート

ストライクゾーンのネタ。ケイさんかわいい。相席スタートは好きだけど、コント要素強いからもっとサンパチマイクが似合うコンビに勝って欲しい気がしてしまった。スケベ心からもっとケイさんがグイグイくるネタをやってほしかった。

 

敗者復活

和牛が敗者復活が決まったときは、ナッパに苦しめられてるクリリン達に加勢した悟空の頼もしさのようなものを感じて泣きそうになった。それと同時にスーパーマラドーナが優勝して欲しい自分としては、和牛は脅威だった。あと、敗者復活が和牛かミキか発表するときに安藤なつが手を組んで祈ってて、和牛が決まったとき自分のことのように喜んでるところにもグッときた。ライバルの勝ちに対して素直に喜べる人はかっこいい。

 

銀シャリ

ドレミの歌のネタ。銀シャリのテンポ感、ひとつのテーマのなかでボケの多様性、ツッコミのワードセンス…凄すぎる…ボケもツッコミも面白いからお互いの相乗効果を強く感じた。

 

スリムクラブ

本気でつまらなかった。呂布カルマが評価してるとは言えど、笑いどころがわからない。好きな人は好きなのかもしれないけど、自分はシュールを履き違えてるだけだと思ってる。

 

ハライチ

RPGのネタ。すごく好きなネタだけど、笑いが若くて審査員にはなかなか響かなそうだと思ってみてた。巨人師匠がRPGわからん人にはキツいと思うって言ってたけど、審査員もそれがあって点がつけれなかったのかなぁ。あと、澤部のノリツッコミ無しで勝負してるところに好感が持てた。ハライチは澤部ばっかりテレビ出てるけど、岩井がもっと人気でていいと思う。

 

スーパーマラドーナ

エレベーターのネタ。田中がエレベーターに乗ってることが最後に発覚するところは、落武者のネタに通ずるものがある。ネタの中に伏線はるのが好きな自分としては凄く嬉しい。田中のキリッとした表情がとてつもなくサイコー。スーパーマラドーナ中川家の緻密なコント感に通ずるものがあると思ってたし、中川家礼二の95点が嬉しかった。たまに雑なボケだなーってのはあったけど、武智のツッコミと状況説明がうまいし、カタチになってると思った。

 

さらば青春の光

能のネタ。正直あんまりよくわからなかった。ワンパターンの展開のネタは自分に引っ掛かる部分がないと全く面白くないな。好きなリフの曲ならずっと聴いてられるっていうのは、漫才でも同じことが言えると思うし、リフがハマらなければダメだ。どちらにしても決勝に行けないにしろアキナより上だったのが残念。

 

和牛

ドライブデートのネタ。さっきは悟空に例えたけど、ネタに意地悪さがあって実際は ヒールキャラだと思う。やっぱりボケが面白いなーと思ってたけど、いろんな人のM-1についてコメントを見てたらツッコミを評価してた。もう一回ネタを見直してみると確かにツッコミもスゴい。独自のタイム感があって真似できる人はいないんだろうなーと感じた。

 

決勝

1.スーパーマラドーナ(時代劇)

2.和牛(花火大会デート)

3.銀シャリ(雑学)

 

決勝のネタ前にスーパーマラドーナ田中が「今田でしょ!」を入れ込んできたのがクール過ぎた。銀シャリは既に売れてるし、和牛、スーパーマラドーナが優勝した方が話題性あるかと思ったけど、決勝のネタ見たら銀シャリが優勝だなーと思ったから結果に納得。決勝でも中川家礼二スーパーマラドーナにあげてたのがやはり嬉しい。